サブバッテリー回路

車内で、いろいろな電装品が増えてくると、心配なのはバッテリーですね
Myフレンディでも、サブバッテリーを搭載し、外部電力との使い分けを行っています。



これは、電源切り換え回路です。
これとは別に外部100Vとインバータ100Vの切り換えリレーはありますが、インバータの電源が入ったまま外部100Vに
切り替えると、リレーのサージ電流により、インバータの出力回路が破損します。
それを防ぐために、タイマー回路によりタイミングを計って切り替えます。
回路の方は、電気系総合回路図を見たいただくとして、動作原理を説明しますと、タイマー1(TM1)は、チャタリング防
止回路です。コンセントのさし込み時などに切り換え回路が誤動作するのを防ぎます。
タイマー2(TM2)は、100V切り換えリレー(MC1)のONタイミングを見ます。
タイマー3(TM3)は、100Vから12V(インバータ)への切り換えタイミングを見ます。

外部100Vが入ると、まずタイマ1に通電されます。
タイマ1カウントアップ(1秒)で、インバータの操作電源が切れます。
同時に、タイマ2とタイマ3に通電されます。
約10秒後にタイマ2が、動作し外部100Vへの切り換えリレーが動作します。

外部100Vが切れると、タイマ1,2,3は、オフになります。 
したがって、この時点で外部100Vへの切り換えリレーもオフします。
ここで、タイマ3は、オフディレイといわれる、電源を切ってから設定時間後に動作する特別なタイマを使っています。こ
のタイマが約5秒後にインバータの操作電源を入れ、インバータが動作します。

これらのタイマにより外部100Vとインバータによる100Vを安全確実に切り替えることができます



こちらは、サブバッテリーへの充電回路です。
走行中は、右側の銀色のアイソレータにより、メインバッテリーの電圧が12.8V以上の場合のみ、メインとサブが接続
される仕組みになっています。
私の場合、サブバッテリーがデュープサイクルタイプなので、リレー等で常に接続するタイプのものでは、うまく充電でき
ないのです。

左側の黒い物は、AC100V用の充電器です。外部の100Vに接続すると自動的に充電を開始します。
これらのアイソレータと充電器は、海遊社さんで購入しました。



左側は、DC12VからAC100Vを発生するインバータです。
電子レンジを使用する関係で、連続1200W、瞬時最大1400Wという大出力の物を使用しています。
右側は、AC100VからDC12Vを作り出す電源装置です。(本来は、無線機用です)
外部100V接続時には、車内照明の一部などをまかないます。
えっ、なんでサブバッテリーから取らないかって?
それはですね、バッテリーの充電器の出力が3Aと小さいこととバッテリーへの負担を減らして、寿命を延ばす目的が有
るんですね。
ただし、FFヒータだけは、動作中に電源の切り換えが起こると、動作不安定になる事が考えられますので、サブバッテ
リー直結です。


ちょっと見難いですが、バッテリーです。
ACDelcoのボイジャー(MF27)を積んでいます。


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