外部ガスハッチの取り付け

我が家のキャンカーはもちろん室内にガスコンロは付いていますが、そこで焼肉なんかはちょっと無理があります。
それに、せっかくサイドオーニングが有るわけですから、天気の良い日は外で食事を楽しみたい訳です。
このようなケースの場合、今までは、イワタニのカセットガス集合装置

を使って、プロパン用機器を動かしていましたが、この機器が製造中止になり老い先が怪しくなってきたので、車載のプ
ロパンを外部で使えるようにハッチを付けてみました。

(注記)
この改造では、ボディに穴を開けています。
ボディに穴を開けるということは、下取りの点で不利になる場合があります。
その点を十分考えた上で実施してくださいね。

また、本改造では、ガスの配管をいじっています。
本来は、ガスの配管作業は有資格者以外は行ってはいけないことになっています。
キャンピングカーに関しては、いわゆるグレーゾーンで、厳密に罰則が適用されるかどうかは解りませんが、
万一火災でも出したときには、大変な問題になることが考えられます。
それをご承知の上参考にしてください。
配管をいじる場合は、ガスボンベのバルブをしっかりと閉めてから行うのは当然ですが、
換気を十分行っている状態で作業を進めてください。
なお、配管を行った場合は、必ず接合部のガス漏れがないかどうか、
石けん水等で漏洩検知を行ってください。

購入したのはこれ
KAMAというメーカーのガスハッチです。
これは、カーク産業で購入しました。
きちんと鍵が付いているので、他人に勝手に使われる心配は有りません。(笑)
蓋を開けると、中はこんな感じ、開閉用のコックがあり、右側がワンタッチジョイントに成ってます。
ただ、このジョイントは日本で使われている物とは形状が異なります。
裏側はこんな感じ。向かって右側のパイプからガスを入れます。
さて、取り付けの為には、当然ボディに穴が開きます。
場所を決めて、寸法を罫書きます。穴開け寸法は、160mm×70mmになります。
保護のために養生テープを貼ります。
ドリルで下穴を開けて。。。。
後はジグソーで切り取るだけ。
と、きれいに開きました。
向こう側に見えているのは、清水タンクです。
切り取ったボディはこれ
厚さ35mmあります。
これが、G社の高断熱の秘密ですね。
それに、表面のFRP、真ん中の断熱材、室内側のベニヤ板がまるで1体化しているようにしっかり付いています。
(ロールオーバー効果有り)
ハッチ側にガスホースを接続するためのアダプタを取り付けます。ハッチのパイプの外径は8φですが、一般のガスホースの内径は9.5φなのでそのままではゆるゆるです。
そこで、ガス配管用のジョイントを使って普通のガスホースが繋がるように継ぎ手を作り出しました。
室内側は、3−06で取り付けた、室内ガスコンセントのところから分岐することにしました。
一通りの配管が終わったら、一度ガスを流して、石けん水で漏れチェックをします。これを怠ると後で怖い目に遭うかも知れませんので、ここは手抜きしないでくださいね。
ハッチそのものには、防水のパッキンが入っていますが、念のためにコーキング処理も行います。
取り付けた感じです。
位置的に、給水口の真下にしなかったのは、給水時にあふれた水が落ちてくるのがいやだったからです。
かといって、もう少し右側にすると、今度は、スカートを開けたときに干渉するので、まあこの辺が妥当な位置でしょうか。。。
ちなみに出口側のジョイントも、8φの丸だったので、同じように継ぎ手を使って、日本のジョイントが取り付け可能なようにしました。


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