BSデジタルアンテナの取り付け

(注記)
本改造では、屋根部に穴を開けています。
そのため、後処理(コーキング)をしっかり行わないと、雨漏りの危険があります。
自信の無い方は、素直に架装メーカーか販売店に依頼してください。


これが、今回手配した、BSアンテナとチューナーです。
どちらもパナソニック製を選択しました。
アンテナ:AN−BCS01E
チューナー:TU−DTV200
で、アンテナは、移動用BSアンテナで有名な、カモスジャパンのOEM商品です。
アンテナ型番末尾の E は東日本用で、他に、北海道用の N 、西日本用の W があります。
これが、アンテナの全景です。
おおよそ直径40cm
本当は、白のカバーがほしかったのですが、入手できたのはシルバー版。しかし、屋根の上に乗ってしまうので、まあたいした問題にはなりません。
それから、このカバーは、ポリエチレン系?の結構ペコペコな材質でできています。
まあ、考えてみれば、電波を通さないといけないので、金属製であるわけは無いのですが。。。。
で、カバーを外すと出てくるこの部分が実際に電波を受けているアンテナ部分です。
幅20cm、高さ10cm程度の平面板です。
これが、先ほどのアンテナを横から見たときです。
よく見ると、左側ネジの上側にすこし隙間が見えると思います。そう、左側は、長穴になっているのです。
ネジを緩めて、反対に振る(アンテナ全体としては上に向ける)と西日本用、下の2つの穴に付け替えると、北海道用となるそうです。
ただ、この改造をしてしまうと、当然保障が受けられなくなってしまいますので、行う場合は自己責任でお願いします。

さて、本体の解説はこのくらいにして、早速、取り付けに入ります。

アンテナ線を引き込むための穴あけから開始です。
今回は、エントランス上の、小物入れ部分から引き込むことにしました。で、今回は位置あわせのために、室内側からまず下穴を開け、その後室外から正規の径の穴を開けました。
次にアンテナを取り付けるための穴を開けます。
このアンテナは、金属屋根にはマグネットで取り付け可能なのですが、当然のことながらFRPのキャンカーの屋根には付きません。ただ、アンテナのベースには、その事を考慮して、4箇所の取り付け用の穴が開いています。それに合わせて、取り付け用の下穴を開けます。
なお、取り付け用のネジは付属していませんので、自分で準備する必要があります。今回は、4mm径で長さ30mmのタッピングビスを使用しています。あ、もちろん屋外に使うものなので、ステンレス製を使用することは当然です。
で、取り付け前には、穴部にタップリとコーキング剤を塗布します。
取り付けたら、外周部にマスキングをして、コーキングを行います。 取り付けネジ部分にも忘れずにコーキングを盛り上げます。
同軸ケーブルが室内に入るところも同様にしっかりとコーキングしてください。
なお、標準では、3C−2Vケーブルが5m付属していますが、今回は、耐久性と電波損失を最小限にするために、別途5C−FBタイプの同軸ケーブルを準備して使用しています。
屋根部の全景です。
ルーフエアコンとの干渉を考えて、取り付け位置は、一番左前としてあります。(左側のモールとの隙間は、雨が流れる通り道を確保するための物です)

室内側に引き込んだケーブルは、アンテナに付属している電源供給用のフィルターに接続します。
但し、このフィルター、取説に書いてあるものとは違うものが入っています。取説では、アンテナ側とチューナー側にIN/OUTの表示が記載されていることになっていますが。付属していたものには内部回路が書いてあるだけで、どこがどこに繋がるのかは記載されてません。
答えは、左側が、チューナー側で、右側がアンテナ側です。

原理的には、下から入った直流は、コイルは通りますが、左側のコンデンサを通過することはできません。で右側のアンテナ側にのみ流れるわけです。逆に右から入った電波(高周波)は、コンデンサは通過することはできますが、コイルは通ることができません。でめでたく電波だけがチューナー側に届くというわけです。

で、電源は、茶色がプラス側で水色がマイナス側です。
チューナーの電源と同じところに接続します。

使用しての感想
正直、BSがこんなにきれいに映るとは思いませんでした。
試しに、町内を試運転で回ってみましたが、衛星方向に建物がある場合はさすがに途切れますが、それ以外は、カー
ブを曲がったぐらいでは途切れません。アンテナの追従力はかなりの物です。
あとは、曇りや雨・雪の時に受信感度がどれほど低下するのかを確かめてみようと思います。


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