デジタル電圧計

これが、標準装備の電圧計(左半分)です。
LEDのバーグラフ方式なので、今一アバウト。。。

今回使用した電圧計は、秋月電子通商扱いの、PM129Eという製品を使いました。
LED方式で裏面のジャンパーを変えることにより、広範囲の測定ができます。
仕様はこんな感じ

■LED表示の3・1/2桁デジタルパネルメータモジュールです。(完成品) 
■分圧器・分流器を内蔵しています。ハンダジャンパーでレンジを切り替えます。 

◆測定電圧範囲()内は最小分解能 
 ・DC±200mV(0.1mV) 
 ・DC±2V(1mV) 
 ・DC±20V(10mV) 
 ・DC±200V(100mV) 
 ・DC±500V(1V) 
 ・AC±200V(100mV) 
 ・AC±500V(1V) 
 ・DC±200mA(0.1mA) 
 ハンダジャンパーで測定範囲を設定します。 

◆電源:DC9V(78L05内蔵)または安定化DC5V(内蔵78L05をバイパスする) 
◆表示:1999表示 
◆計測方法:2重積分方式(毎秒2〜3回更新) 
◆入力インピーダンス:10MΩ 
◆サイズ:68mmx44mm 

但し、この電圧計には一つ欠点があります。それは、標準では、電源グランドと測定グランドを共通にできないということ。(内部で繋がっていない)
もっとも、ACの電圧や電流も測れますので、これは普通に考えれば常識的なことです。ただ、今回の場合は、電源も測定もDCなので、これは非常に都合が悪いです。
ただ、ちゃんと逃げ道も準備されていて、基盤のジャンパーを1箇所ショートすると、グランド共通モードになります。
この場合、駆動電源が5Vになりますので、3端子レギュレーター(7805)を使って、12Vから5Vを作り出してやります。
精度調整について、当初は、基板上のVRで電圧の微調整を行っていたのですが、MLの友人より「あそこのVRいじると精度に影響するよ。抵抗で分周した方が良いよ」とのアドバイス。
そこで、この電圧計の最小レンジが200mV(0.2V)であることを利用して、簡単な分周を行います。
オームの法則(E=IR)を利用して、最大電圧を20Vと仮定すると
I=E/R→I=20/10000000(10MΩ)→I=0.000002A
E=IR→E=0.000002×100000(100kΩ)→E=0.2V
で、めでたく0.2Vとなります。
回路的には、こんな感じ
戻り側が、2つの対抗に分かれていますが、50kΩの抵抗は、写真にあるとおり、微調整ができる可変抵抗を使用しています。
取り付け位置は、標準の電圧計の下に並べることにしました。(写真にマウスを重ねると、穴あけ後の様子)
裏面のジャンパーで、レンジ等を設定します。(写真クリックで、説明画面が開きます)
あとは、標準の電圧表示盤からの配線を分岐して接続すれば終了。
ちなみに、私の車では、電圧計部分に行っている、赤線がメイン側、白線がサブ側でした。
消費電力は、2コで0.15A(150mA)ほどですが、一応電源スイッチもつけました。


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